
私たちは、生きている間にたくさんのものを守ろうとします。
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毎日の中では、こうした「現実的な問題」に対処するために、多くのエネルギーを使っています。
でも、もし人生をもっと大きな視点から眺めてみたら、最後に残るものは何でしょうか?
私は、それは「経験」なのではないかと思っています。
どんな人生を生きたのか。
何を感じたのか。
何を乗り越えたのか。
誰かを愛したのか。
何に苦しみ、何に気づいたのか。
そうした一つひとつの経験が、自分という存在の深い部分に刻まれていきます。
そして、その経験の中には、今世で癒し、解放していくことで、人生そのものが変わっていくテーマが隠れていることがあります。
1.私たちの現実を左右している「見えないもの」

同じ出来事が起きても、人によって受け取り方は違います。
ある人にとっては何でもないことが、別の人にとっては、とても大きな苦しみになることがあります。
なぜでしょうか。
その背景には
- 自分の中にある信念
- 無意識の思い込み
- 過去の経験
- 「こうしなければならない」という価値観
- 過去世から引き継いでいると考えられるテーマ
などが関係していることがあります。
たとえば
「頑張らないと認めてもらえない」
「人に迷惑をかけてはいけない」
「お金がないと安心できない」
「自分より誰かを優先しなければならない」
そんな思い込みがあると、本人は無意識のうちに、その信念に沿った現実を選択し続けてしまうことがあります。
占星術では、ホロスコープを通して、こうした自分自身の深いテーマや、今世でどこへ向かおうとしているのかという魂の意図を読み解いていくことができます。
2.「頭では分かっているのに変われない」本当の理由

占星術で
「あなたは本来、こういう方向へ進む人です」
「このテーマを乗り越えることが大切です」
と方向性が分かったとしても、それだけでは現実が変わらないことがあります。
ここが、とても大切なポイントです。
なぜなら、頭で理解することと、心の奥で感じていることは別だからです。
たとえば
「私はもっと自分らしく生きていい」と頭では理解していても、
心の奥には
「でも、そんなことをしたら嫌われる」
「失敗したらどうしよう」
「自分だけ幸せになってはいけない」
という感情が残っているかもしれません。
特に、過去の体験から生まれた悲しみや苦しみ、怒り、憎しみなどは、とても根深く残ることがあります。
同じ過ちをしたとしても、「何をしたのか」だけではなく、「なぜ、そうしてしまったのか」「そのとき何を感じていたのか」まで見ていくことで、初めて気づけることがあります。
例えば占星術や心理学を利用して「理解すること」と、感情の部分を丁寧に見ていくこと。
この両方が大切なのです。
3.「執着」は、まだ終わっていない感情なのかもしれない

スピリチュアルな世界では、亡くなった後も強い感情や未練を抱えた存在が、その場所や人に留まってしまうという話があります。
それを「執着」と表現することもあります。
もちろん、これはスピリチュアルな考え方の一つです。
ただ、私たちが生きている間にも、似たようなことは起こります。
「あの人だけは許せない」
「あの出来事だけは忘れられない」
「あのときこうしていれば……」
「どうして自分だけ……」
過去の出来事に強く感情が結びついていると、身体は今ここにあっても、心の一部が過去に置き去りになったような状態になることがあります。
占星術では、こうした深い執着や変容のテーマと冥王星を関連づけて読むことがあります。
冥王星は、古いものを終わらせ、新しい自分へ生まれ変わっていくような、深い変容を象徴する天体です。
だから「手放す」というのは
「忘れなさい」
「許しなさい」
「気にしなければいい」
という簡単な話ではありません。
その出来事によって自分の中に何が残ったのかを理解し、その感情を丁寧にほどいていくこと。
それが、本当の意味での手放しにつながっていくのです。
4.過去を癒すことは「未来を変えること」

人生では、次々と問題が起こります。
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そのたびに私たちは、何かを経験します。
そして、ときには同じような問題を繰り返しているように感じることもあります。
でも、それは単なる「不運」ではなく、まだ自分の中で終わっていないテーマに気づくための出来事として捉えることもできます。
過去世という考え方を取り入れるなら、今世だけでは説明しきれないような繰り返しのテーマを、魂の学びとして見ていくこともできます。
大切なのは、「私はこの経験から何を受け取り、何を終わらせ、これから何を選んでいきたいのか」という視点です。
苦しかった経験も、そこから何かを学び、自分の中に残っていた感情を癒していくことで、少しずつ「経験」という人生の財産へ変わっていきます。
そして、肩の荷が下りたとき「あれほど苦しかったことが、今の自分をつくってくれた」
と思える瞬間が訪れることもあります。
5.魂の進化の方向と心に残った感情を一緒に見ていく

私は、人生の問題を解決していくためには、「頭で理解すること」と「心で感じていること」の両方を見ることが大切だと考えています。
占星術からは、「自分はどこへ向かおうとしているのか」という魂の方向性を読み解いていく。
そして感情の部分からは、「なぜ、そこへ進みたいのに進めないのか」を見ていく。
たとえば、「本当は自分らしく生きたい」と思っているのに、
「でも怖い」
「失敗したくない」
「誰かを傷つけたくない」
「今の生活を捨てられない」
という感情が絡まっている。
その絡まった糸を、一つずつ丁寧にほどいていくのです。
私のセッションでは、占星術に現れている魂の意図と、心の中で絡まっている感情の両方を一緒に見ながら、本来の自分が向かおうとしている方向を整理していきます。
「自分ではもう、どこから見たらいいのか分からない」
そんなときは、一人ですべてを解決しようとしなくても大丈夫です。
頑張り続けることだけが、前へ進む方法ではありません。
ときには立ち止まって、
「私は何を経験してきたのだろう」
「何をもう手放していいのだろう」
「これから、どんな経験をして生きていきたいのだろう」
と、自分自身に問いかけてみてください。
最後に残るのは、「経験」です。
だからこそ、これからは、苦しみを抱え続けるための人生ではなく、経験を自分の力へ変えていく人生へ。
そこから、新しい一歩が始まるのかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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