１．土星と海王星の特徴と土星と海王星の合が意味すること
土星の特徴は、社会の構造や組織などを示し、その仕組みによって安定性を保持する働きを持っているため、変化を嫌います。
とても現実的な特徴があります。
「具現化」を得意とする星でもあります。
土星の周期は約29. 5年で、約2年に一度サインを変えます。
土星は社会天体で、個人天体と違い、周期は長い方で、人生で3回程度、土星回帰を経験するでしょう。
同じやり方や同じシステムの中で過ごしていると組織内での不適切な癒着や時代の変化によって機能しにくい状態が起きてきます。
変化を嫌う土星ですから、なかなか根本からの改善に至らず、継続してしまいます。
【参考】
海王星の特徴は、幻想や曖昧さ、目に見えないもの、溶解する力も大きく、宇宙の真理にそぐわないものはかたちになりません。
世界を未曽有の恐怖に陥れた「コロナ」はまさに海王星の影響でもありました。
これによって社会システムは大きく変わらざるを得ませんでしたね。
ポジティブな面では、理想や夢、 インスピレーションやひらめき、創造性をもたらす働きがあります。
この相反する土星と海王星の会合が伝えていることは、理想と現実の融合を意味し、新しい世界を創造していくことを意味しています。
土星はすぐに結果が出ませんから、夢や理想に対して根気強く努力していくことが必要になってきます。
簡単にあきらめずに、試行錯誤を繰り返し、現実と理想の中庸を探っていくことが大切になります。
２．過去の土星と海王星の会合の事例
新しい順
1989年；ベルリンの壁の崩壊
1952～53年；サンフランシスコ平和条約
1917年；ロシア革命
土星と海王星の会合は、古い体制から新しい社会を求めて、人々の心からの願いが表面化し、現実化した歴史的大転換期の事象として起きました。
古い体制から脱却してもすぐに新しい体制が整うわけではありません。
より良い社会にするために試行錯誤が続くでしょう。
あなたの発言や行動は世の中に影響してきます。
受け身の姿勢ではなく、積極的に社会参加していくようにしてください。
１人１人の声が社会を創造していくことになります。
３．トランスサニアンのミニトラインの形成
海王星はトランスサニアンのうちの一つですが、 この海王星は天王星や冥王星ともにしばらくの間ミニトラインを形成しています。
「ミニトライン」というアスペクトは、それぞれの天体がよりよく調和的に働く作用があります。
トランスサニアンと言えば、何が起きるかわからない想定を超える脅威の天体たち として有名ですが、土星と海王星の会合の際は、このミニトラインに土星も加わるということになります。
全く新しい世界が創造されていく過程の真っただ中に私たちはいます。
この時期を大いに活用し、あなたも全く新しい自分として(本来の自分の魂に戻る) 裏も表もない二元性を超え、ネガティブを包括するほどの光の存在として生きていくことを促されます。
